緊急時の口腔ケアについて

こんにちは。歯科衛生士の城です。

最近日本各地で地震が引き続いていてなんだか気持ちが落ち着かないですね(^^;;

4月16日に起こった熊本地震から1ヶ月以上経っているにも関わらず、今だに避難生活をされてる方々もいるそうです。
私の地元は九州なので実際に被災された知人の話や現地の状況を聞く度に心苦しい気持ちになります。
一刻も早く熊本の街に笑顔が戻るように自分なりに支援に協力していこうと思います。

今回は避難生活など緊急時に備えたお口のケア方法についてお話ししようと思います。

被災された方々は、時間や心の余裕がなく、歯磨きを後回しにしてしまうことが多いと思います。
しかし、お口の中の健康が身体の健康を保つことが出来るということを忘れないで下さい。

お口の中を不潔にしていると細菌が増え、虫歯、歯周病、口臭などが生じやすくなり、また感染症にもかかりやすくなります。避難所での偏った食生活や震災によるストレスなどでどんどん免疫力も下がってきます。

特に高齢者は、免疫が落ちた時に口の中に生じた菌を気管や肺に誤嚥することで肺炎を引き起こす「誤嚥性肺炎」になりやすいので注意が必要です。

過去の震災でも、避難生活が長引くと高齢者の肺炎が増加する傾向が見られます。
阪神淡路大震災では、震災後、200人以上の方が肺炎を引き起こし命を失っています。

こういったお口からもたらすトラブルをより少なくする為にも、緊急時に備えたお口の清掃方法についてお話ししようと思います。

【歯ブラシがない場合】

歯ブラシを用意してない場合は、食後にお水やお茶を使ってしっかりとうがいをしましょう。それだけでもある程度きれいになります。ウエットティッシュやハンカチを指に巻きつけて歯についた汚れを取るのもかなり効果的です。

また、ガムを噛んだり、お口の周りをマッサージすることで唾液の量が増え自然とお口の中が潤い、感染予防にもつながります。

【歯ブラシがある場合】
歯ブラシがある場合は、通常通り歯磨きを行うことが出来ますが、水が不足してる場合はコップに少量の水を入れ、その水で歯ブラシを濡らして歯を磨きます。ブラシに付いた汚れはティッシュなどで拭き取り最後にお口をお水でゆすぎます。

また、入れ歯がある場合は必ず取り外して汚れを取るようにしましょう。夜は外しておいた方がお口の中を清潔に保つことが出来ます。

もし、皆さんがご家庭で震災に備えた防災バッグを用意しているのであれば、「歯ブラシ」を一本でもいいので入れておくと、絶対に役に立つと思います!

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