子供向けの歯磨き粉とフッ素濃度

こんにちは!歯科衛生士の大野です。
子供の歯磨き粉っていつから使い始めたらいいの?どんな歯磨き粉がいいの?と疑問に思っているお母さんは多いと思います。

子供の歯磨きは下の歯が2本生え始めたら始めるのが理想です。生えて間もない歯は、まだ充分硬くなっていないため虫歯にもなりやすい時期です。
しかし、その分歯がフッ素を取り込みやすい時期なので、フッ素入りの歯磨き粉を使用する事は歯を硬くする効果があり、乳歯、永久歯に関わらず生えたての歯には効果的です。

次に、歯磨き粉を選ぶポイントです。

楽しく歯磨きができるもので、フッ素入りの歯磨き粉を選び、顆粒や研磨剤の入っているもの、泡立ちの少ないものを選びましょう。

では、フッ素の濃度はどのくらいが良いのでしょうか?

どの年齢でもフッ素濃度は高い方が良いとされていますが、4歳以下のうがいの出来ないお子さんは、飲み込みを考慮し、500ppmを推奨します。
フッ素濃度が400ppm以下だと効果が薄れてしまいます。
目安
歯が生えてから5歳 500ppm
6歳〜成人 1000ppm

フッ素の濃度はppmという単位で示されます。
フッ素濃度1000ppmの場合、1g中に1mgのフッ素が配合されていることになります。
日本国内で市販されている歯磨き粉のフッ素濃度は1000ppm以下に定められていますが、
ほとんどが950ppmくらいです。

安全性
日常使われるフッ素入りの歯磨き粉の場合、うがいをした後にお口に残る量は
成人で平均12%、3~5歳では15%です。
フッ素の急性中毒量は体重1kgあたり2mgです。
例えば、1000ppmの歯磨き粉をおよそ1cm(0.3g)使用したお子さんでは、お口の中のフッ素残留量は0.045mgとなり、1日3回歯磨きを行うと0.135mgを飲み込んでいることになります。これは150mlの緑茶に含まれるのと同じ量なので、ちゃんとうがいができて吐き出せているなら心配いらないと考えられています。

当院では、子供向けの歯磨き粉として、以下の物を推奨しています。

チェックアップ コドモ グレープ味

フッ化ナトリウム 950ppm
フッ素滞留性を高めた独自の新処方
フッ素が口腔内の隅々まで広がりやすいソフトペースト
低研磨性
少ない泡立ち

チェックアップ ジェル バナナ味 グレープ味

フッ化ナトリウム 950ppm(グレープ) 500ppm(バナナ)
フッ素の滞留性を高めた独自の新処方
フッ素が口腔内の隅々まで広がりやすいソフトジェル
研磨剤無配合
少ない泡立ち

長くなりましたが、歯磨き粉を正しく選んで使っただけでは完全に虫歯を防ぐ事は出来ません。歯科医院での定期検診、専門家によるクリーニング、自分にあった歯ブラシ、デンタルフロス、キシリトールなどを取り入れることも必要です。まずは、予防のスペシャリスト歯科衛生士に相談してみてはいかがでしょうか?^_^

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