歯周病がもたらす全身への影響(糖尿病編)
2016.4.1
歯科衛生士の城です。
今日から新年度ですね!新たな気持ちで今年度もがんばっていきましょう( ´ ▽ ` )ノ
前回のブログでも少し書いてあったのですが、
口腔内の代表的な病気である歯周病が、全身疾患の原因となることが明らかになってます。
歯周病がもたらす全身への影響としては、糖尿病、動脈硬化、早期低体重児出産、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症などがあります。
今回は特に最近、歯周病との関連性が強いと言われている
糖尿病についてお話していこうと思います^ – ^
歯周病は以前から、糖尿病の合併症の一つと言われてきました。
糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎の症状がある方が多いということが報告されています。
さらに最近では歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってます。
つまり、歯周病の治療を行うことで糖尿病の治療も行えるということです!
歯周病菌は、口腔内の不衛生な状態などが原因で感染をおこしやすくなった歯肉から簡単に血液内に入り込み、全身の血液に回ります。血管に入った細菌の中に含まれるある毒素(エンドトキシンといいます)が血糖値に影響を及ぼし、糖尿病の症状を強める原因となります。
生活習慣病の代表例である糖尿病と口腔内の病気である歯周病は深い関係があることが分かったかと思います。
これらのことから、歯周病も生活習慣病の一つであるということが十分理解出来ると思います。
毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、歯周病を予防・改善することが全身の生活習慣病を予防することに繋がります。
進行した歯周病は衛生士による歯周病治療が必要になります。何度か回数はかかりますが徹底した治療を行いますので必ず成果が出ます!
初期の歯周病ではご自身のブラッシングで十分に改善出来ます!ただ、自分一人だけでのケアでは不安な点もあると思いますので、生活習慣も含め歯周病予防のためのアドバイスを歯科医院でもさせて頂きますので是非検診にいらして下さいね(^人^)